仮想通貨(暗号資産)の業界で近年話題のワールドコインと言う、コインが存在していて一時期はアプリを登録して認証をすると仮想通貨が定期的に完全無料で貰える事からX(ツイッター)のトレンドにもなりました。
今回は、ワールドコインとはどのようなコインか、特徴や問題点、そして無料で仮想通貨をもらい続ける方法について、この記事で詳しく解説していきます。
ワールドコインとは
ワールドコイン(Worldcoin, WLD)は、ユーザーの虹彩をスキャンしてユニークなデジタルIDを作成することで人間である事を証明し本人確認を実行する仮想通貨プラットフォームです。
このプロセスには、「Orb」という専用デバイスが使用され、それによって各個人の虹彩の独特な特徴が記録されます。これにより生成される「World ID」は、デジタル経済において個人の信頼性と安全性を保証する重要な要素となっています。
ワールドコインの歴史
ワールドコインプロジェクトは、Sam Altman氏によって構想され、2019年にAlex Blania氏とMax Novendstern氏と共に設立されました。
このプロジェクトの主な目的は、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)をサポートし、世界経済に大きな変革をもたらすことです。ワールドコインの特徴は、虹彩をスキャンして一意のデジタルID「World ID」を生成する技術にあります。このIDは、ブロックチェーン技術によって安全に管理されます。
2023年7月24日に正式サービスが開始され、多くの国でオーブと呼ばれるデバイスを通じてユーザー登録が行われました。プロジェクトは、データプライバシーとセキュリティの懸念にも対処しており、成功はUBIの実用性とデジタルIDの普及に依存しています。
ワールドコインの特徴・メリット
ここではワールドコインの特徴について詳しく解説していきます。ワールドコインの特徴を詳しく知りたいという方は是非参考にして見てください。
- OpenAIのCEOのSam Altmanが共同開発している
- World ID 2.0のアップグレードでより強力に
- ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の実現を目標にしている
- 仮想通貨としての定期的報酬システム
OpenAIのCEOのSam Altmanが共同開発している
ワールドコインは、OpenAIのCEOのSam Altman氏がプロジェクトに関わっています。
OpenAIは近年話題の『ChatGPT』の開発会社であり、2024年5月現在OpenAIとの提携も噂されており、もし実現すればワールドコインの価格が急騰する可能性があります。PayPalとの提携も噂されており、今後期待されているアルトコインの1つでもあります。
World ID 2.0のアップグレードでより強力に
World ID 2.0は、RedditやTelegram、Shopifyなどの有名なプラットフォームと連携しています。さらに、Mercado LibreやMinecraftなど既に人気のあるアプリとも統合されていて、DiscordやTalent Protocol、OktaのAuth0なども含まれます。
Worldcoinのプロダクトディレクター、ティアゴ・サダ氏がBlockBeatsに話した内容によると、この新しい統合によって、例えばRedditではモデレーターがWorld IDユーザーに特別な許可を与え、スパム行為を防ぐことができるようになります。Minecraftでは、World IDの使用によってボットの活動が抑制されるかもしれません。
Shopifyでは、販売者がWorld IDを利用して顧客に割引を一度だけ提供することが可能です。そして、WorldcoinチームはShopify上に専用のストアを開設し、World IDを持つ人々には一部の商品を無料で提供する計画を進めています。
ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の実現を目標にしている
Worldcoinは、Worldcoin Grantsというプログラムで世界中にユニバーサルベーシックインカム(UBI)を広げようとしています。このプログラムでは、World IDを使用して人間と証明されれば、2週間に1回Worldcoinトークンがもらえます。
Worldcoinの大きな目標は、個人の価値を尊重し、人間が最低限の生活を保てるようにすることです。技術がどんどん進んでいく今、Worldcoinは皆さんにもっと自由やチャンスを与えられると考えています。
伝統的な通貨、例えば円やドルに対して不安を感じている人もいるでしょう。そんな中で、Worldcoinみたいな仮想通貨が注目されているわけです。このデジタル通貨の急激な変化についていけるように、そして新しい経済の形を築くために、Worldcoinは最先端の技術に支えられています。
仮想通貨としての定期的報酬システム
上記でも説明しているように、Worldcoinは、Worldcoin Grantsっていうプログラムで2週間に1回Worldcoinトークンがもらえます。
もらう時のWLD価格にもよりますが、4月は、6WLDもらっていて円換算で約5600円獲得しました。これを換金せずに持ち続けると、WLD価格が例えば10倍に上昇した際、所有中のWLD価格の価値も10倍になり、実質毎月5万6000円もらっていることになります。
ワールドコインの問題点・デメリット
ここではワールドコインの問題点について詳しく解説していきます。ワールドコインの問題点を詳しく知りたいという方は是非参考にして見てください。
- プライバシーやセキュリティに関する問題がある
- 政府調査が入った事例がある
プライバシーやセキュリティに関する問題がある
WorldCoinは、虹彩スキャンを利用して人間であることを証明する技術を導入していますが、この方法がプライバシーやセキュリティを侵害するのではないかという懸念がいくつかの声から上がっています。
WorldCoin側は、虹彩データを用いることでプライバシーが侵されることはないと反論しています。しかし、実際には登録過程で収集される個人情報の量が多いことや、ユーザーからの明確な同意が不足しているという指摘も存在します。
2024年4月9日にアップデートを発表し、永久的な虹彩コード削除によるワールドIDの取消機能と年齢確認チェックが導入されることになりました。
このアップデートにより虹彩情報を完全に消去できるようになり、2024年5月現在では認証した際に情報をその場で消去するか保存するかも選択できるようになっている為、この問題はほぼ解決されてると言って良いでしょう。
参考リンク:WorldCoin
政府調査が入った事例がある
2023年8月、ケニアではWorldCoinプロジェクトに関する調査を行う特別委員会が設立されました。この動きは他国にも波及し、世界各地で調査が進行中です。
これらの調査は、WorldCoinの価格に影響を与える可能性があります。規制強化や厳しい評価が投資家の信頼を揺るがし、市場価格に影響を与えるかもしれません。今後もプロジェクトの動向に注目することが重要です。
ワールドコインに関するよくある質問
ワールドコインは本当に無料でもらえますか?
はい。アプリで登録し認証会場に行けば無料でもらい続けることが可能です。
2024年5月現在では日本円換算で毎月5000円以上もらえます。
ワールドコイン(WLD)はいくらから始めることができますか?
ワールドコインは2024年5月時点では6ドルほどで約1000円ほどで購入できます。
ワールドコイン(WLD)はどこで買うべきですか?
国内の取引所では取り扱っている取引所がない為海外取引所で購入する必要があります。 購入したい場合は以下の見出しを参考に購入してみてください
ワールドコインのまとめ
この記事では、ワールドコイン(WLD)の特徴や、問題点を深掘りしてきました。
ワールドコインは、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)を目指していて現在でもOrb認証すればアプリ内から定期的にWLDを受け取ることができます。
サムアルトマンが関わっていることや2024年夏に『WorldChain』と呼ばれる人間のためのブロックチェーンもリリースされることもあり将来性はかなり高いと言えます。
一方アップデートでプライバシー対策がされたとはいえイーサリアム基盤である為もしイーサリアムに何かあった場合影響を受ける為、購入を考えてる方は余剰資金で始めるのがマストです。
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